jaijai’s blog

Cities Skylinesアセット作成に関するメモ・考察

アセット制作とLook Up Table

Look Up Table(LUT)は最終的に出力される色に大きな影響を与えます。バニラLUTはどれも個性豊かなものばかりなのでアセット制作時にはできるだけLUTの影響を排除したいところです。そこで素の色をインゲームで確認しやすくする方法を紹介します。

Ultimate EyecandyでLUTとトーンマッピングをオフにする

もっとも簡単な方法の1つです。Ultimate Eyecandy + Relightの環境の場合Eyecandyの設定でLUTトーンマッピングをオフにします。 f:id:jaijai_lt:20201023034625j:plain

このやり方だと豪快に白飛びしますが色相の確認には十分役に立ちます。

Ultimate EyecandyでLUTだけオフにする

上記と同じUltimate Eyecandy + Relightの場合でLUTのみオフにします。 f:id:jaijai_lt:20201023035955j:plain

白飛びはしなくなりますが非常に低コントラストな絵面になるのでEyecandyとRelightで明るさとコントラストを大きく調整する必要があります。

LinearFlat LUTを使う

Ultimate Eyecandy + Relightを使わない環境でLinearFlat LUTを使います。Daylight Classicは必須です。 f:id:jaijai_lt:20201023053951j:plain

LinearFlat LUTはココからダウンロードできます。

LinearFlat LUT

当初はBase32 LUTを利用していましたが実はフラットではなく彩度も高すぎたので自作したLUTです。これは完全に線形でフラットになっています。黒レベルは調整していますが明度は低めで彩度が高いものはしっかりと鮮やかに出ます。

フォトリアル系ではありませんがゲームプレイに使えなくもありません。むしろ目に優しいです。

参考までにバニラLUTの画像も置いておきます。 f:id:jaijai_lt:20201023053946j:plain f:id:jaijai_lt:20201023053942j:plain

アセットエディタでの見栄えについて

アセットエディタ上では非常に陽の光が強くなりすべての色表現が大げさになります。とくに非Relight環境ではアセットエディタ上で色確認をすると大変なことになるので注意する必要があります。

どの方法がベスト?

どれでも構いません。色相さえ正しく確認できれば概ねなんとかなります。明度の限界値は確認せずとも明らかなので慣れてくると問題にはなりません。noWorkshopを使う場合はLinearFlatを使うと簡単です。