jaijai’s blog

Cities Skylinesアセット作成に関するメモ・考察

【CSL2】公式Wiki 作成ガイドを読む(2)

CSL2からはParadox Wikiにアセットクリエイター向けの情報が掲載されます。

Paradox Wiki Asset Creation Guide

この記事シリーズはそれを読んで自分なりに解釈したところや疑問点などをだらだらと記載していきます。Wikiは随時更新されているのでこの記事の情報が古くなっている可能性があります。適時ソースを確認してください。

今回はアセットカテゴリ建物を読んでいきます。

建物の種類

建物はServiceZonedSignatureの3つに分類されます。

建物:サービス(Service)

学校や病院、発電所など公共施設全般の建物のことですね。これらの建物はアップグレード機能を持つことが出来ます。アップグレードは3種類あります。

  • Operational(運用)
    能力値のみの変更で追加作業の必要はほぼ無し。
  • Extensions(増築)
    追加の建物。サービス容量(人員や収容数や車両)を増加させるアップグレード向けを想定されている。敷地内にあらかじめ追加建物用エリアを確保しておく必要がある。
  • Sub-buildings(別棟)
    敷地外の追加の建物。CSL1のSub Buildingsとは似て非なるものです。主建物に接する形でプレイヤーが配置でき道路接続は常に主建物への接触辺になります。

建物:区画(Zoned)

おなじみの色を塗ると自動で生えてくる建物です。種類は次のようになっています。

  • 住宅
    • 低密度
    • 中密度(長屋)
    • 中密度
    • 高密度
    • 複合住宅(Storefronts)
    • 低家賃
  • 商業
    • 特殊(Special)
    • 店頭(Storefronts)
    • 低密度
    • 高密度
  • オフィス
    • 低密度
    • 高密度
  • 産業
    • 製造
    • 倉庫

種類には産業倉庫などプレイヤーが直接指定できないものがありますが種類を分けて作れるようです。商業特殊はガソリンスタンドやホテルなど特定の需要に応じたものだと思われます。店頭(Storefronts)複合住宅に付随されるものを表すのか独立したものなのかよくわかりません。

すべての区画建物には1から5までのレベルが存在します。レベルは裕福度合いを表し5がもっとも高品質で家賃も高くなります。それぞれのレベルごとに必ずしもユニークなメッシュを用意する必要はありません。CSL1のように特定のレベルにだけ対応するアセットを作成できるのかは不明です。

レベルごとの目安は次のようになります。

レベル:低 レベル:高
敷地内の建物占有率
形状の複雑さ シンプル 複雑
階数
窓・窓枠の装飾
ドア・ドア枠の装飾
天窓 なし あり
側溝 なし あり
煙突・排気口カバー なし あり
テラス・玄関ポーチ なし あり
建材コスト 低い 高い
建材のきれいさ 汚い 清潔

沢山ありますが要するに安っぽいかどうかといったところです。

高レベルなら高級感マシマシにする必要があります。実在の建築においては素材・建材にはグレードがかなり細かくあるのでそのへんを意識するとよいかもしれません。

Wikiよりレベルごとの違い

特殊施設:(Signature)

特殊施設はCSL1のユニーク施設と似ていてプレイヤーが設置する建物です。それぞれの区画(Zoned)ごとに分類され区画建物と同様に機能します。ユニーク施設のように区画ごとのマイルストーンに従ってこれらの特殊施設もアンロックされてゆきます。

特殊施設には区画建物のような敷地サイズの制限がなく巨大な建物が可能です。住宅機能が含まれていれば市民が入居しオフィス機能等があれば企業が進出してきます。これらはゾーン施設と同様にシミュレーションの一部となり街の中で機能しますが施設レベルは存在しません。

その他

Wikiには産業特区について記述がありません。上記のいずれかに含まれている可能性はありますが謎です。


次回は建物モデリングです。